2020年9月13日(日) 東京健保組合大宮運動場 野球場第45面
イケメンズは13日、埼玉県さいたま市の大宮けんぽグラウンドで試合を行いました。草野球の聖地とも称される大宮けんぽグラウンド。イケメンズは”聖地”で初めての戦いに挑みました。
先発のマウンドに上がったのは、この試合を計画した久高島。今季はここまで打率5割と絶好調。試合前のインタビューでは「初回から飛ばしていきたい」と語った背番号92。その言葉通り、速球がコーナーに決まり2回を無失点に抑えます。
両チーム無得点で迎えた3回、イケメンズは継投に入ります。2ヶ月ぶりの勝利を目指す熊田馬刺がマウンドへ。ランナーを出すも要所を締め、味方の先制を待ちます。
すると打線は4回、先頭の久高島。続く畠山鯨。この連続安打でチャンスを作ると、バッターは5番、新宿ゴールデン櫻井研二。痛烈な打球はセンターへ抜け、久高島がホームに生還。1点を先制します。続く足立はレフト後方への大飛球。これで3塁ランナーが帰り、2-0。足立は自身初の犠牲フライを記録します。
最終回。前の回から登板していた畠山鯨がこの回もマウンドに向かいます。エラーとヒットで1点を失い、2アウト3塁として迎えた10番・戸田君が思い出になる前に。レフトへの鋭い打球。これがタイムリーヒットとなり、さらに1点を追加されます。続く1番・川口渚。このゴロを投手畠山が捌ききれず、3進していたランナーが生還。ついに1点差。そして2番・蕨春の歌。初球でランナーが盗塁を仕掛けます。タッチアウト。最後は真紅眼の黒竜の見事な送球で勝利を手にしたイケメンズ。7連勝です。
試合後の鶯谷JMは「(熊田)馬刺がよく投げてくれたわね。あれでチームに勢いが出たわね。2番(久高島)と3番(畠山鯨)が5割も打っていればさすがに強いわね」と語りました。
なお、試合後に行われたエキシビションでは海の王子がライトオーバーのランニングホームランを放っています。
ヒーローインタビュー:熊田馬刺,足立区民
放送席、放送席。今日のお立ち台はこのお二人、投打のヒーロー、熊田馬刺選手・足立区民選手です。
―まずは熊田選手。ナイスピッチングでした
ありがとうございます。チームの皆が大事なところを自分に任せてくれたので、感謝の思いを持って、全力で投げました。勝ててよかったです。
―夏バテからの復活
厳しかったですね。こんなに東京の夏は険しいのかと。北海道から(東京に引っ越して)来て10年以上経つんですけど、ちょっと暑すぎますよね。食事がほとんど摂れない日もあって。もう一度野球が出来るんだろうかっていうところまで追い込まれていたので、今日は本当に嬉しいです。
―今日は何を意識したか
(相手が)全くエラーをしないチームだったので、先制されたら厳しいと思って、とにかく強い気持ちでボールを投げました。ストレートに加えてスライダーも今日はコントロール出来ていたので、徐々に感覚は戻ってきています。トレーナーさんたちとやってきたことが活きていると思います。
―良いタイミングでの援護
そうですね。リードをもらったマウンドで、落ち着いて投げられました。(足立)区民さんがチャンスをモノにしてくれました。
―その足立区民選手。ナイスバッティングでした
ありがとうございます。何とかランナーを返したいと思っていました。勝ちに貢献出来て良かったです。
―6番としておよそ2年ぶりの出場
はい、打順に関係なく、自分に出来ることをやろうと思って向かっていった結果なので、それが良かったと思います。チャンスで回してくれた皆のおかげです。
―チーム全4得点中2打点を記録
やっぱり、ピッチャーが頑張っていたので、少しでも楽にしてあげたかったです。特に今日は夏バテで苦しんでいた(熊田)馬刺が、一番険しいところを投げてくれていたので、絶対に勝ち星を付けてやるんだという気持ちで打ちました。
―大坂なおみ選手が二度目の全米オープン優勝
今回は黒人としてのアイデンティティを持つ大坂選手にとって、特別な大会だったと思います。たとえそれがグランドスラム決勝の舞台であっても、差別への徹底的な抵抗という、彼女の生き様のようなものを見せてくれて、胸が熱くなりました。被害者たちの名前を書いたマスクを7枚(決勝までの試合数分)用意して、全部お披露目しましたからね。僕も今日パンツに名前書いてるんですけど、他の人に持って帰られないように僕の名前を書いているだけなので、大坂選手はスケールが違うなと改めて思いましたね。
―熊田選手は
ひとつ間違うと炎上しそうな話題なので、やめておきます(笑い)。
―今日のヒーロー、熊田馬刺選手、足立区民選手でした。放送席どうぞ。