イケメンズは9日、埼玉県志木市の本社屋で会見を行い、新たにBチームの創設を発表した。従来通り練習試合を行うものの、Bチームという勝利にこだわり過ぎない環境を用意することで、個々のレベルアップ、並びに新戦力の獲得を目指す。
会見ではしきりに「挑戦」「新戦力」という言葉が飛び交った。試合での個人成績は通算成績には参入されず、『Bチームの成績』という形で別個に記録されることから、各選手の思い切った挑戦が可能となる。
また、人数不足の解消にもつなげる考えだ。近年、イケメンズのチームとしての実力が上昇するに従い、野球経験の比較的浅い選手が出場を敬遠するケースが散見されてきた。今回のBチーム設立は、それらの選手に挑戦の機会をもたらし、試合に順応させることで、「Aチーム」の人数をバックアップする役割をも併せ持つ。
初戦は11月1日に実施される。以下、一問一答
一問一答:稲右孝芝 イケメンズ会長
―Bチーム設立の思惑は
一番はやはり、選手に挑戦を促したいと思っている。普段の試合では可能な限り勝利を追求しているため、なかなか冒険はできない。Bチームの試合は勝利にこだわることもないので、フォームの試行錯誤や、コンバート挑戦など、色々なことを実戦の中で行えるメリットがある。
また、試合展開がハイレベルになった一方で、多くのメンバーが試合への参加を躊躇している状況にある。ハードルが上がったように感じている選手もいると思うが、実際にはそれほど恐れるようなことはないので、Bチームを利用して、野球の楽しさをもう一度実感してほしい。あるいは、各団員が新たに友人を勧誘するにも、適したシステムであると思う。
―名称は
「バルセロナB」に倣い、「イケメンズB」とする。試合には『二軍戦』という名称を宛てようと思っている。
―参加資格は
イケメンズの全選手。熟練者も、是非調整の場に使ってほしい。そして、まだ見ぬ仲間たち。野球経験は一切問わない。「やってみたい」という気持ちさえあればそれで十分。
―開催頻度は
「一軍戦」は極力減らさず、3回に1回ほどを「二軍戦」とする予定。来年は2週連続で試合を組んだ後、1週休みという形を取るので、年間総試合数は30数試合になる。その中で10試合ほどは「二軍戦」として実施する。大体月1回と考えてもらえればイメージがしやすいと思う。
―記録については
二軍、つまりBチームでの戦績として別個に記録する。通算成績には含まない。もちろん選手個人についても同じ。安心して、好きなだけ三振してほしい。
―稲右会長自身の出場は
もちろん自分も出る。飛球は多少取れないと思うが、『エラーおかわり自由』が我々の二軍の合言葉なので、心配はない。構うことなくやっていく。
―運用開始時期は
今年の11月から導入する。まずは11月1日(日)に試合を組む予定。多くの人に参加してもらいたい。