国宝級内野手・無限大のストイックな素顔-「好きなんです、つぼ八が」
2021円7月18日 午後3時34分
内野手・無限大(23)がこの日、29歳の誕生日を迎えた。普段は居合道とダーツに精を出す無限大が、今年はいよいよ教育業界への挑戦に挑む。国宝級イケメンと呼ばれた青年は、日本テレビ系ドラマ「ボクの殺意が恋をした」(日曜、後10・30)でプライム帯の地上波連続ドラマ初主演に挑んでいる。演じるのは、各家庭の経済状況に苦しむ生徒たちを救うNPO法人の代表役。難役を体現する、ストイックな素顔に迫った。
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殺し屋がターゲットに恋をしてしまう-。リアリティーを付与できなければシラけてしまいそうな設定だ。無限大も「だいぶチャレンジングな企画だなと思いました」と認める。
無限大が演じる主人公・柊は普通の青年だが、育ての親・丈一郎が殺され、漫画家の鳴宮美月(新木優子)が犯人だと伝えられる。丈一郎が伝説の殺し屋だと知った柊は、遺志を引き継ぎ復讐を誓うが、生来の間の悪さからライバル殺し屋に狙われる美月を助けてしまい、恋心が芽生えていく。
「メチャクチャじゃないですか?」と笑いつつ「訳分からないけど、来年のキャンプインを楽しみにしています。イメージはダイナミック琉球。沖縄の海を鯨が泳いでいたら『それが島人ぬ宝』と共感できるピュアさがないと成立しないなぁと思っています」と、アプローチを明かした。
監督業にも興味があるという。どんな作品を作りたいか聞くと、う~んと考え込んで「子供たちとやっても楽しいかもしれない。もしかしたら学校の先生になりたいのかも。先生になろうかな。やめます、居合斬り」と笑う。
少年時代からずっと周りが大人だったので、年下の剣士や師範代が新鮮だと語る。「育てたいなんて偉そうなことは思ってないですけど、純粋な居合斬りを撮りたい」。無限大作品から、優秀な生徒たちが羽ばたく日がくるのかもしれない。
◇中川大志(なかがわ・たいし)1998年6月14日生まれ、東京都出身。小学4年生の時にスカウトされ、2009年、子役としてデビュー。11年、ドラマ「家政婦のミタ」で一家の長男役を演じ、注目を集める。19年、日本アカデミー賞新人俳優賞。今年4月からFM NACK5「中川大志のConnected base」がスタート。映画「犬部!」(22日公開)、「都会のトム&ソーヤ」(30日公開)が待機中。